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あのころの秋  稲部玲子  2005.8.30

花材&資材
オミナエシ ワレモコウ リンドウ スプレーギク・セイモナコ センニチコウ・ローズネオン プチアスター ユーパトリウム アイビー ヤマゴケ
 万葉集、山上憶良の歌に詠まれている秋の七草は「はぎの花 おばな くずばな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおの花」ですが外にも秋の山野に咲く花は多くあります。レッスンでは今風に千日紅やスプレー菊、アゲラタム等の花も取り入れてみました。
 作品から澄んだ秋の空を感じていただけますか。入り混じって咲く女郎花(オミナエシ)吾亦紅(ワレモコウ)を透かしてどこまでも青い空を感じていただけたら嬉しいです。暑かった夏もようやく終わりを告げ季節は静かに移ろい、野山を吹く風に秋の気配を色濃く感じる頃、野山には千草八千草と自然の草花が咲き乱れます。スプレー菊のセイ・モナコが美しい色をしていたので学校から帰れば、野山が遊び場所だった少女の頃を思い出しました。あのころの野山の印象は忘れることが出来ません。あのころに戻って心を秋草の咲く自然の中に遊ばせてみました。
 自然な植生の表現にはベースの構成も大切です。石、苔、下草、アイビー等を使用して植物の生育している環境を作り出します。
 自然らしくするために8:5:3のアシンメトリーのグループ分けをしますが、お花の分量を掴むのが難しく、自然な配置も練習の積み重ねが大切です。八木さんの作品は植生を生かして上手に表現されています。
八木みゆき
この作品はHigh-classでレッスンしました。

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